マクロ経済の動向
マクロ経済とは
マクロ経済とは、経済社会全体の動きのことを指します。
ざっくりいうと、物価や消費、金融などの動きを国全体の視点で考えることです。
円高や失業率などのニュースを見たことがあるかと思いますが、こういったものがマクロ経済の指標のひとつであり、これらの指標から大きな視点で世の中の動きを確認することができます。
ミクロ経済とは
マクロ経済とは反対の概念としてミクロ経済があります。ミクロ経済は個人や個々の企業の動向に着目します。
マクロ経済の指標となる物価が変わることで、個人や企業にどのような影響が出るかを考えるための概念です。
マクロ経済を企業分析に活かす
企業の業績を分析、予測するために、輸入物価や消費物価といったマクロ経済の指標の動きは重要になります。
マクロ経済の指標は企業の原価に直接影響するため、今後のマクロ経済の指標が予測できれば、個々の企業の費用の変化についても予測が立てられます。
例えば、世界的に見て新興国の成長は長期的に続くと予想されますが、日本は成長が乏しく需要増加が少ないケースが多いです。その場合、原材料費は新興国の需要でどんどん上がりますが、日本の需要が少ない産業では売上が伸びないため、原価だけが増えて利益を圧迫していくと予想できます。
このように、マクロ経済の動きは常にチェックしておく必要があるのです。