人の行く裏に道あり花の山

サラリーマン投資家トシのサクセスストーリー

資産回転率とは

資産回転率

資産と売上高の関係を表す指標が資産回転率です。

 

 資産回転率 = 売上高 ÷ 資産

 

計算式を見て分かる通り、売上高を上げるために資産をどれだけ使ったかという「資産の有効活用度合い」を表す指標です。

例えば、製造業では1倍程度が標準と言われます。

 

資産回転率の注意点

なお、資産回転率が高い場合でも、注意が必要な時があります。それは、IT業界のような資産を使わずに費用(人件費)をたくさん使って売上を上げるような業種の場合です。

IT業界は人件費をかけてソフトウェアを作り売上を上げますが、資産よりも圧倒的に売上原価が大きいです。そのため資産回転率は高く見えがちですが、それは当たり前で、このような業種は売上原価が大きくなって下手をすれば倒産ということも普通にあり得ます。

資産は経営が苦しいときの保険になり得るのです。そのため、資産回転率が高い企業は自己資本比率などが高くても、売上原価のコントロールが下手な人が経営していればたちまち危機に陥るため、売上原価の動向を注意してみるようにしましょう。