流動比率とは
流動比率
流動比率は短期的な支払能力を表します。
流動資産は1年以内に現金化、流動負債は1年以内に支払いを行う換金性の高いものです。
1年以内に返さなければならない負債は1年以内に現金化できる流動資産で返済すべきという考えのもと、短期的な支払能力の指標として流動比率が使われます。
一般的には120%を超えていれば安全と言われています。ただし、安全な率は業種によって異なるため、120%を超えているからといって一概に安全とは言いきれません。
なお、流動負債や流動資産にどのようなものがあるか例を挙げておきます。
流動負債
買掛金 : 購入したが支払をしていないお金
短期借入金 : 1年以内に返さなければならないお金
支払手形 : 現金の代わりに手形を出して支払うお金
特に注意すべきは短期借入金や支払手形です。これらは銀行が相手であるため、二度支払が滞れば銀行取引を停止されてしまい、事業が存続できなくなります。
流動資産
現金預金 : その名の通り、現金や預金のこと
有価証券 : 株式とか(短期売買目的に限る)
売掛金 : 売上が発生したが代金を受け取っていないお金
受取手形 : 代金の代わりに渡す手形